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マンギスタウ州

 

総面積:16万5,600km2。人口:34万9,700人。州都:アクタウ。

行政区分

カスピ海に面した港町である州都アクタウは、1963年に設置された。アクタウの人口は、州全体の約半数に相当する16万8,300人である。当州には、3町(Zhanaozen、Fort Shevchenko、Zhenybai)、4地方自治区、および26の集落がある。都市と地方の人口比率は、76:24である。アクタウは、アスタナから2,413kmの場所に位置する。

気候

非常に乾燥した厳しい大陸性気候が特徴で、夏は暑く、冬は寒い。平均気温は、1月には-9℃にまで下がり、7月には28℃にまで上がる。年間降水量は、100~150mmである。

鉱物資源

当州は、国内でも有数の石油とガスの産地である。当州では、全国の23.4%に当たる石油と、8%に当たる天然ガスが生産されている。石油埋蔵量は合計で31億5,620万トンにのぼる。UzenやZhetybai、Karazhan-bas、Severo-Buzachinskoye、Kalamkasなど、州内に59の炭化水素ガス田がある。また、Zhetybaiの町近辺には、大規模な鉱物性タール鉱床が2箇所ある。鉱物性タールは、道路建設に広く用いられている。褐炭鉱床も5箇所あり、掘削流体に用いられる化学物質の生産に貢献している。さらに、褐炭にはゲルマニウム等の希少金属が含まれている。

当州では、天青石(バライト)の鉱床が、AurtashやUngozinskoye、Uchkuyuskoyeなど、20か所で発見されている。天青石は、良質のスチールや冶金の複合材料の生産、ガラス産業に広く用いられている。

当州の山々は、リン灰岩(4鉱床)や鉄鉱(Beskemir鉱床)、マンガン、ウラニウムなどが豊富である。また、カラタウ山脈地域で100の銅鉱鉱床が発見されているが、多くはまだ評価がされていない。Mangyshlakには、大規模な塩類鉱床や、3つの大規模な塩化ナトリウム鉱床、さらにミラビル石や芒硝石などの鉱物鉱床がある。

ピンクやクリーム色、白といった色のマンギスタウの貝殻石灰岩は、建築物の表面素材として世界的にも人気がある。州内に30の査定済み貝殻石灰岩鉱床があり、合計で2億m3以上の規模を誇る。また、砂利片を生産するための建築用石材(8)、レンガ用粘土(3)、建築用石灰岩(1)、モルタル用の砂(3)、白亜(7)などの鉱床もある。

当州には、温泉が16か所あり、このうち3か所が温泉治療に使われている。また、Alexandr Cherkassky湾の岸に位置する温泉は、硫酸塩やクロリド、ナトリウム、また熱エネルギーを含有する水が莫大に存在することで知られている。アクタウ地域にも大きな温泉があり、ブロムやケイ酸が豊富である。

天然資源

当州は、カスピ平原やZheltai(221m)、Mynsualmas(148m)といった山々、砂地、広大なアルカリ地帯で構成されている。Karakiya盆地(132km)は、CIS地域では最も深い。気候は非常に乾燥している。夏には川が干上がり、砂漠を形成する。地表は、プラヤのような塩分を含んだ土や砂となっている。植物は極めて少ない。

農業

2006年の当州の農業生産高は、合計で1,190万ドル(国全体の0.2%)だった。このうち、91.2%を畜産農業が、8.8%を耕種農業が占めた。

当州には、850の農場、18の共同組合、3つの合資会社、45の共同経営農場、4つの国営農場がある。

農場面積は、1,269万8,400ヘクタールを占める。

耕種農業

耕作地は300ヘクタールを占め、主に野菜(66.7%)やメロン、ウリ(33.3%)が栽培されている。

家畜

当州の自然と気候は、畜産に適している。牧場が農地のほぼ100%を占めている。2006年、当州の農園は、ラクダ3万2,400頭(国全体の27.2%)、羊/山羊43万100頭(3.2%)、馬3万500頭(2.7%)を所有していた。

当州は、カザフスタンにおける有数のアストラカン(子羊の毛皮)産地でもある(2万7,200枚、国全体の18.7%)。2006年の当州の畜産生産高は、肉(生肉重量)が4,100トン(国全体の0.6%)、羊毛が677トン(2.4%)だった。

州内で最大手の農場は、Senek(150万ドル)とTaushik(50万ドル)である。

産業

当州における2006年の総工業生産高は、37億170万ドル(国全体の13%)だった。主要産業は、鉱業(94.5%)および生産(2.7%)部門、電気・ガス・水道の生産・供給業(2.9%)である。

また当州には、181の企業がある。

鉱業分野が、当州の主要工業である。2006年には、当州は全国の原油生産量の30.5%を生産した。最大手の炭鉱会社は、Ozenmunaigaz社(州の工業生産額の31.3%)とMangistaumunaigaz社である。

農業商品(乳業工場の生産によるラクダ乳など)を扱う企業や、ソーセージ、菓子類、ミネラルウォーターを生産する工場なども複数ある。皮革やアストラカンの加工工場もある。

当州にあるPlastic Plantは、カザフスタンで唯一のポリプロピレン工場である。

対外貿易

2006年の当州の輸出入総額は、それぞれ20億6,530万ドル(国全体の10.3%)と8億30万ドル(6.3%)であり、したがって12億6,500万ドルの貿易黒字となった。

投資

固定資本への投資は、合計で7億3,910万ドル(国全体の5.9%)だった。投資先は、主に鉱業(69.5%)、不動産・サービス分野(14.4%)、交通・通信(8.8%)だった。

固定資本への投資の主要財源は、以下のとおりだった。

企業の自己資金(83.5%)

国家・地方予算(それぞれ1.7%と2.4%)

外国からの投資(12.5%)

2006年、以下のプロジェクトが実行された。

• 35m3/時の設計容量を持つ、飲料水生産・ボトリング工場の稼動(Caspian Industries)

• 年間設計容量40万メートルのパイプを持つ、グラスファイバーパイププラントの第1段階建設(AZST社)

• 2万m3/日の設計容量を持つ、飲料水生産・蒸留工場の第1段階建設(Mangistaumunaigaz社)

• コンクリートミキサー工場の第1段階建設(Tupkaragan社)

• 高圧力容器の製造ライン建設(Alver Holding社)

外国資本

外国資本を有する企業は州内に208社あり、このうち41.3%が車両・家庭用品の売買、11.6%が石油・ガス生産、11.6%が加工産業、6.5%が交通・通信業に従事している。これらの企業で、1万160人が勤務している。

外資企業による商品・サービスの生産高は、合計で9億7,330万ドルだった。

輸出額と輸入額は、それぞれ7億6,320万ドルと1億5,430万ドルであり、したがって貿易黒字は6億890万ドルだった。

州内最大手の合資会社ならびに外国企業は、石油・ガス生産のKarazhabasmunai社、Mangistaumunaigaz社、Buzachi Operating LTDである。

交通網/通信

当州の舗装道路は全長3,075kmで、以下の道路がある。

Dossor-Kulsary-Beineu、Sai-Utes-Shetpe-Zhe-tybai-アクタウ港を結ぶ道路(589km)

Zhetybai-Zhanaozen-Fetisovo-トルクメニスタン境界を結ぶ道路(237km)

Beineu-Akzhigit-ウズベキスタン境界を結ぶ道路(84km)

Kazakhstan Temir Zholy社が運営する鉄道は、全長789kmである(マンギシュラク駅まで)。

マンギシュラク駅とアクタウ港を結ぶ鉄道は、Kaskor-Trans-Service社が運営し、全長21kmである。

アクタウ国際空港では、国際線・国内線の両方を運航している。

KazTransOil社の西部支店が運営する石油パイプラインが州内を走り、全長は977.7kmである。

電力産業

当州の電力と水道は、MAEK-Kazatomprom社が提供している。年負荷率は37.9%である。同社の電力、熱、水道、飲料水の生産容量は、それぞれ1,342MW、1,843ギガカロリー/時、19万5,000m3/日、7万5,000 m3/日である。

2006年の公共料金は以下のとおりだった。

電力(法人向け):0.05ドル/kWh

給水

飲料水:1.2ドル/m3

水道:0.3ドル/m3

温水:0.9ドル/m3

天然ガス:0.02ドル/m3

銀行

当州には、商業銀行の支店が13店舗ある。

雇用

当州の労働人数は、18万2,400人(国全体の2.3%)である。このうち43%が中等職業教育を修了し、30%が中等または初等教育を修了し、27%が高等教育(大学学部を含む)を修了している。

当州の被雇用者数は、16万4,400人(国全体の2.3%)である。主な勤務先は、工業生産(38.5%)とサービス部門(57.9%)である。

州内の平均名目月給は、395.8ドル(全国レベルの190%)である。

失業者数は、1万7,900人である(国全体の2.7%)。

教育

当州には、大学が4校と職業専門大学が13校ある。

2006年には、法学、工学、教育学、人文科学、経済学を専攻する約1,990人が大学を卒業した。

専門大学では、医学や工学、教育学、法学等を学ぶ2,165人が卒業した。

投資プロジェクト

• 石油ターミナルNo.4および5の改築(500万ドル、Kazmortransflot社が開発)

• セメント工場の建設(1億ドル、Kaspymunaimash社が開発)

• 世界標準を見据えたアクタウ空港の改築(3,500万ドル、アクタウ国際空港が開発)

• セラミックレンガ工場の建設(500万ドル、Metall社が開発)

 

 

 

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