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カラガンダ州

 

総面積:428,0000km2。人口:1,330,900人。州都:カラガンダ市。

 

行政区分

州都はカラガンダ市で、1934年に建設された。州の人口の31.8%が州都に住む。州には、11の都市、9の地方自治区、556の集落がある。都市部の人口が総人口の83.3%、農村部の人口が16.7%を占める。カラガンダ市は、アスタナ市から241kmの距離にある。

気候

厳しい大陸性気候で、夏は暑く、冬は寒い。1月の平均気温は-17°C。7月の平均気温は+26°С。年間降水量は、北部で250~300mm、南部で150~200mm。山間部では最大400mm。

鉱物資源

カラガンダ州は、マンガン(国内埋蔵量の100%)、三酸化タングステン(80%以上)、モリブデン(64%)、鉛(54%)、亜鉛(40%)、銅(36%)、石炭(32%)、珪灰石およびロードウサイト・アスベスト(100%)、バライト(70%)を産出する。

堆積型鉱床は、鉄(11)、マンガン(13)、銅(30)、金(37)、鉛(24)、亜鉛(16)、モリブデン(16)、タングステン(12)など、101を数える。

また、石炭(11)、ピエゾ光学材料(16)、バライト(10)、カライト、水晶などの半貴石(8)、ロードウサイト・アスベスト(3)、ホタル石(1)、石灰石(4)、モルタル砂(10)、れんが用粘土(55)など、216の非金属鉱床がすでに探査されている。カラガンダ州には、石油と天然ガスを産する南トルガイ、シューサリスの2つの堆積盆地があり、そこにクムコル、南クムコル、マイブラク油田とキロフスカヤ鉱区が含まれる。

115の地下水泉があり、そのうち6つが温泉療法に利用されている。

天然資源

州の大部分は平野と低い山地で、ステップ植生と半砂漠植生が見られる。

州西部にはウリタウ山脈、東部にはカルカラリ山脈がある。州最高峰は、アクソラン山(1,565m)。カルカラリ、ケント、キジラライ山脈には、マツ、カバ、ハンの混合林が成育する。ウリタウ山脈は、カバ、アスペン、ハンの林で覆われている。山の谷間には草地が広がる。州南部にはベトパク・ダラ砂漠、南西部にはカラクム、モインクム、ジェトィコヌィル砂漠がある。

多数の塩水湖があり、そのうち最大のものはバルハシ湖(18,200km2)。ヌラ川(978km))には、テミルタウスコエ(82km2)、シェルバイヌリンスコエ(39km2)の2つの貯水池が設けられている。小型の貯水池も、ケンギル川に2つ、アタサウ川に1つある。イルティッシュ・カラガンダ・ジェズカズガン運河も州内を通っている。

農業

2006年の州の総農業生産高は2億7,000万ドル(国の5.3%)。そのうち畜産製品は55.6%、穀物は44.4%を占める。

カラガンダ州には、私有農場が5,845、生産協同組合が33、合資会社が26、共同経営農場が157、国営農場が3つある。

州の農地面積は33,042,200ヘクタール。

 耕種農業

州の農地面積のうち、耕種農地は3.4%を占める。このうち穀類が栽培されているのは76%で、その大半は小麦(67.9%)、残りは飼料作物。野菜とジャガイモも栽培されている。

2006年の穀類生産量は570,000トン(国の4.6%)だった。小麦の平均生産量は1ヘクタール平均690kgである。

主な小麦生産団体は、キロフ協同組合。

家畜

カラガンダ州は、国内最大級の馬の産地である。2006年の馬飼育数は113,000頭(国の10.1%)だった。天然の牧場が州の農地の94.2%を占め、809,900頭のヒツジとヤギ(6.0%)、1,100頭のラクダ(0.9%)が飼育されている。牛は381,700頭(国の7.3%)、ブタは107,200頭(8.3%)、ニワトリは1,625,400羽(6.3%)。

州の生産する食肉は総重量49,600トンで国の6.7%を占め、牛乳は269,200トン(国の5.9%)、卵は1億7,730万個(7.7%)、羊毛は1,300トン(4.6%)である。

主な生産者は、畜産に従事するジェニス農場とヴォリンスキー社。卵の主な生産者は、クルマン加工場とマイクドゥク加工場。

産業

2006年の州の総産業生産高は32億ドル(国の11.3%)だった。主産業は、加工業(87.3%)、鉱業(6%)、電気・ガス・水の生産および配給(6.7%)である。

州には、大・中規模の企業736社がある。

カラガンダ州は、鋳鉄、金属、鉄(国の生産量の100%)、粗鋼(95.5%)、精錬銀(77.9%)、精錬金(28%)を生産する。また、カルシウム・カーバイド、硫酸一水和物、窒素肥料の主要産地でもある。

州の経済の基礎を成しているのは冶金業であり、産業生産高の74.3%を占めている。主な企業は、州の生産高の37.7%を占めるMittal Steel Temirtau合資会社(鉄圧延、窒素肥料)と38.8%を占めるKazakhmys合資会社(銅、金、その他)。

化学工業も順調に発達している。Saranrezinotekhnika社とKaragandarezinotekhnika社は、多様なゴム製品を生産する。

州内のカルシウム・カーバイド生産は、Alash冶金工場の優れた実績により、35.3%増加した。

ゴム製品とプラスチック製品の生産も増加している。2006年、ロシア、フランス、カザフスタンの合弁会社であるAliant-paint社が業務を開始した。これにより、塗装材料生産の大幅な増加が可能となった。

州の農業製品加工業は、州の産業生産高の7.3%を占める。

主な食品会社は、Konfety Karagandy社、Karaganda Margarine Factory、Karagandy-Nan社。

機械製造製品と建築材料の生産も増えている。

新設の生産ラインおよび工場は以下のとおり。

• Tentek Cosmetics ― 石けん生産ライン

• Karaganda Plant Europlast ― プラスチックボトルの2成分系キャップ生産ライン

• Zhairem Ore-Enrichment Plant ― アスファルト生産工場

このほか2006年には、Karaganda Elevator Construction Plant、Karaganda Pharmaceutical Plantなどが新たに設立された。

対外貿易

2006年の州の総輸出高は25億1,730万ドル(国の12.5%)、輸入高は9億1,990万ドル(7.2%)だった。貿易黒字は15億9,740万ドルに達した。

投資

固定資産への投資額は7億1,070万ドルにのぼった(国内総投資額の5.7%)。資金の半分以上(57.2%)は加工業、9.8%は輸送・通信業、6.7%は鉱業に投資されている。

固定資産投資の主な資金源は以下のとおり。

会社の自己資金 ― 62.2%

中央・地方政府予算 ― 中央3.7%、地方3.2%、合計6.9%

外国からの投資 ― 30.8%

Mittal Steel Temirtau、Kazakhmysなどの主要企業が固定資産への投資の約66%を占める。

2006年には、以下のプロジェクトが実施された。

Mittal Steel Temirtauのカズムバエフ採掘場の暖房設備、カザフスタンスカヤ採掘場の給水ネットワークの稼動。

Kazakhmysの地域道路改修とシャクティンスクのKazmunay-2002石油精製所建設。

Aknarのオフィスビル建設とカラガンダ市の眼科手術センターの開設。

 

2006年4月、技術革新を推進するためのカラガンダ地域技術団地を州政府が建設した。

外国資本

カラガンダ州には、外資系企業が354社ある。これらは主に貿易、自動車修理、各種製品修理(50.5%)、加工業(15.2%)、企業向け資産運用とサービス(8%)、輸送・通信業(6%)に従事している。外資系企業は99,786人を雇用。

製品およびサービスの生産高は合計27億ドル。

商品およびサービスの輸出高は23億ドル、輸入高は2億ドルにのぼる。したがって貿易黒字は21億。

主な外資系企業は、Kazakhmys、Mittal Steel Temirtauなど。

交通網/通信

カラガンダ州には、セルラー通信、トランク通信、無線呼出通信のネットワークがあり、インターネット・アクセスが提供されている。州内を石油パイプライン(長さ600km)が走り、南のカザフ油田とロシアのパブロダル石油精製所を結んでいる。

州内の道路の長さは8,893kmで、鉄道は1,811km。州都のカラガンダ市には、サリアルカ国際空港がある。

電力工学

州内には主なエネルギー施設が5つある。

• 容量435MW(負荷率85.1%)の第2号カラガンダ熱併給発電所

• 容量400MW(負荷率63.7%)の第3号カラガンダ熱併給発電所

• 容量608MW(負荷率80.1%)の第2号カラガンダ地区発電所

• 容量155MW(負荷率77.4%)のバルハシ熱併給発電所

• 容量207MW(負荷率84.5%)のジェズカズガン熱併給発電所

2006年、各電力供給会社は以下の価格を設定した。

電気  0.02~0.03ドル / kWh

給水:

冷水 0.06~0.5ドル / m3

温水 0.8~3.2ドル / m3

銀行

カザフスタンの民間銀行の35の支店がある。

労働市場

カラガンダ州の労働人口は、729,700人(国の9.3%)である。労働人口の47%が基礎教育、中等教育、初等教育、32%が特殊教育、中等職業教育を終了し、21%が大学中退または卒業の専門職である。

被雇用者は、676,000人(国の9.4%)。

多くはサービス業(45.2%)、31.5%は工業、23.2%は農業に従事する。

賃金平均月額は182.1ドル(国平均の87.4%)。

失業者は53,700人(国の8.2%)。

教育

カラガンダ州には、15の大学と31の専門学校がある。

2006年には13,209人が大学を卒業し、そのうち経済学者と経営者は29.6%、研究者は28.1%、教育者は13.6%だった。

また5,229人が、経済学(22.8%)、科学(15.3%)、初等教育学(14%)専攻で各地域の短期大学を卒業した。

投資プロジェクト

• Alash社が、珪灰石を原料とするセラミック建築材料を生産する600万ドルのプロジェクトを実行予定。

• Temir Men Mys社が、スチールパイプを生産する5,500万ドルのプロジェクトを実行予定。

• Temir Men Mys社が、銅パイプを生産する8,700万ドルのプロジェクトを実行予定。

• Temir Men Mys社が、オイルパイプを生産する4,000万ドルのプロジェクトを実行予定。

• Moneta Detergents社が、洗剤、石けん、アルキルベンゼン・スルホン酸を生産する1,000万ドルのプロジェクトを実行予定。

• Karatas Abad社が、脈石英濃縮工場を建設する400万ドルのプロジェクトを実行予定。

• Yenbekshi社が、国内の固形廃棄物を選別、処理するための工場を建設する500万ドルのプロジェクトを実行予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

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