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アクトベ州

 

総面積:300,600km2。人口:671,800人。州都:アクトベ市。

行政区分

州都はイレク川に面したアクトベ市で、1869年に建設された。州の人口の41%以上が州都に住む。州には、8つの都市、12の地方自治区、441の集落がある。都市部の人口が総人口の55%、農村部の人口が45%を占める。アクトベ市は、アスタナ市から1,678kmの距離にある。

気候

厳しい大陸性気候。1月の平均気温は-15~-16°C。7月の平均気温は+22~+25°C。年間降水量は125~350mm。

鉱物資源

アクトベ州は、他にはない鉱物資源、原料資源に恵まれている。例えば、カザフスタン唯一のクロム産地であり、クロムの埋蔵量は世界最大(4億トン以上)である。また、カザフスタン国内で確認されているチタニウム埋蔵量の40%を占め、ニッケル埋蔵量の55%を占める。これまで、金、銀、コバルト、銅、亜鉛、堆積ニッケルなど、79の鉱石層が探査された。また、カザフスタン国内で確認されている炭化水素埋蔵量の約10%がアクトベ州にある。現在、19の炭化水素層が開発中で、そのうち最大のものはジャナジョルとケンキヤクである。そのほか、リン灰石(9)、石炭(2)、アスベスト(8)、石こう(2)、瀝青岩(5)、ガラス石(1)、硬質粘土(2)など、非金属の鉱物資源を含む採掘場も122ある。91の地下水泉のうち3つは、温泉療法に利用されている。

天然資源

州の面積の大半は、緩やかな起伏の平原で、北部だけがウラル山脈の山脚に囲まれている。主な河川は、トルガイ川(825km)、オイル川(800km)、ジェム川(712km)、イルギス川(593km)、オル川(314km)。小型の塩水湖は150以上あり、乾燥するとアルカリ性の土地となる。州の北西部は、イネ科の草や丈の短い草に覆われたステップ(草原)で、砂漠に近い。北東部はステップに似た植生、南部はセージブラシの生えるアルカリ性の砂漠で砂の山地がいくつかある。

 

農業

2006年の州の総農業生産高は1億9,850万ドル(カザフスタンの3.9%)で、そのうち家畜生産物が63.9%、穀物が36.1%を占める。

アクトベ州には、農場が5,053、生産協同組合が89、合資会社が8、共同経営農場が252、国営農場が3つある。

農地は26,227,300ヘクタールを占める。

耕種農業

耕作地は州の農地の3.1%を占め、穀類(89%)、ヒマワリ、ジャガイモ、野菜、飼料作物が栽培されている。

2003年の州の総穀類収穫量は373,900トン(処理後の重量)で、国の3%を占めた。このうち主な穀類は小麦(306,800トン)、大麦(64,400トン)である。

穀類の収穫量は1ヘクタール当たり平均5.3トン、ジャガイモは11.5トン、野菜は14.2トン、ヒマワリは0.19トン。

最大の耕種農場はロドニキ(220万ドル)、ステップノエ(210万ドル)、クムクドゥク(130万ドル)である。

家畜

州の自然と気候は畜産業の著しい発達に適し、牧場は農地の94.3%を占める。

2006年のアクトベ州の総家畜数は牛372,300頭(国の7.2%)、ヒツジとヤギ814,600頭(6.1%)、馬60,900頭(5.4%)、ラクダ14,400頭(11.5%)である。豚は87,500頭(6.8%)、ニワトリは879,800羽(3.4%)。

畜産生産物のうち、肉40,600トン(枝肉重量)は国内生産量の5.5%を占め、牛乳は253,200トン(国の5.6%)、卵は9,700万個(4.2%)、羊毛は1,600トン(5.5%)である。

生産高の点で最大の畜産農場は、ラマザンとステップノエ。

産業

2006年の州の総産業生産高は22億9,760万ドル(国の8.1%)だった。主産業は鉱業(73.4%)、加工業(21.4%)、電気、ガス、水の生産および配給(5.2%)である。

州には、大・中規模の企業255社がある。

州の経済に重要な役割を果たしているのは鉱業である。アクトベ州最大の企業は、石油・ガス生産会社のCNPC-Aktobemunaigazで、2006年には州の産業生産高の58.9%を占めている。

Donskoi GOKは、カザフスタンでクロム鉱石を採掘する唯一の企業である(州の産業生産高の6.6%)。

アクトベ州の主な加工業は鉄治金業である。Kazchromeの所有するアクトベ・フェロアロイ工場は、鉄金属を生産する最大の企業である(州の産業生産高の12.1%)。

アクトベ・クロム化合物工場は、第二クロム塩を生産している(2.4%)。

アクトベ石油機器工場およびX線間接撮影機器メーカーのAktyubrentgenは、州の機械工業を代表する企業である。

2006年には、15の大・中規模の企業が復興し、約800の雇用が創出された。州内の企業は40以上の新製品の製造を開始し、金鉱の生産も再開された。

建築材料の製造も順調に発展し、2003年に比べて38%の成長を遂げた。

対外貿易

2006年、総輸出額は23億2,800万ドル(国の11.6%)、総輸入額は9億1,920万ドル(7.2%)で、貿易黒字は14億880万ドルとなった。

投資

固定資産への投資額は9億6,310万ドルにのぼった(国の総投資額の7.7%)。これらの資金は主に鉱業(57.2%)、行政(11.5%)、サービスおよび不動産分野(8.1%)、加工業(3.3%)に投資されている。

固定資産への主な投資源は、会社の自己資金(71.4%)、中央・地方政府予算(10.4%)、外国投資(18.1%)。

2006年には、以下の大企業が業務を開始した。

• Kazakhturkmunai(南カラチューベ・ラクティバイ石油パイプライン)

• Asbi(コンクリート)、Aktobemunaifinans(32MWのジャナジョル・ガスタービン発電所)

 

外国資本

アクトベ州には外資系企業が308社ある。そのうち42.5%は貿易、18.5%は加工業、13.6%は建設業に特化している。これらの企業は29,084人を雇用している。

外資系企業の製品・サービス生産高は18億6,920万ドル。輸出高は18億1,480万ドル、輸入高は6億3,390万ドルで、貿易黒字は11億8,090万ドルである。

最大の外資系企業は、CNPC-Aktobemunaigaz、Kazchrome、アクトベ・クロム化合物工場である。

交通網/通信

アクトベ州では、主にセルラー通信事業者、トランク通信事業者、無線呼出事業者、インターネット・プロバイダが電気通信事業に携わっている。

アクトベ州はロシアに接しているため、地理的に有利である。州内の鉄道は合計1,309km、自動車道は6,167km。国際空港には定期便、チャーター便が発着している。ユーラシアエアは、ヘリコプターによって地元企業の輸送ニーズを満たしている。

容量年間560億立方メートルのブクハラ・ウラル天然ガスパイプラインは、州内1,175.2kmに及び、中央アジアからロシア、さらには欧州へとガスを運んでいる。1999年には、さらにジャナジョル・カンジアガシ・アクトベを結ぶ232kmのガスパイプラインが操業を開始し、石油ガスを州内の各都市に供給している。

ジャナジョル・ケンキヤク・ベスタマク・オルスクを結ぶ411kmの石油パイプラインは年間容量770万トンを誇り、州内で生産された石油をロシアのオルスク精油所に輸送している。

銀行

アクトベ州には民間銀行の10の支店がある。

電力産業

州のエネルギー産業は、Kazchrome社の運営する135MWの発電所、75MWのアクトベ・コジェネレーション発電所、56MWのジャナジョル・ガスタービン発電所で構成される。電力不足量は50~55%にのぼり、ロシアのユニファイド・エネルギー・システムからの電力輸入でまかなっている。

2006年、各電力供給会社は以下の価格を設定した。

電気  0.044ドル / kWh

給水:

冷水  0.18~0.29ドル /m3

温水  0.71ドル /m3

アクトベ州におけるエネルギー供給を改善するため、ジェティガラからアクトベへ470kmの高圧線建設が決定された。2006年発注のこのプロジェクトにより、アクトベ州は国の電力システムと結びつき、州全体に電気が供給されることになる。

雇用

アクトベ州の労働人口は、365,800人(国の4.7%)である。被雇用者の50%は初等・中等教育、27%は中等職業教育、23%は高等教育(大学学部を含む)を受けている。

被雇用者は331,300人(国の4.6%)。州の人口の大半は、サービス業(48.7%)、農業、狩猟、林業(35.2%)、企業(16.1%)で働いている。

賃金平均月額は216.8ドル(国平均の104%)。

失業者は34,500人(国の5.2%)。

教育

アクトベ州には、7つの大学と15の短期大学がある。

2006~2005年には6,302人が大学を卒業し、そのうち28.9%が教育、15.5%が人文科学、8.5%が医学、4.7%が経済学を専攻した。また、4,437人が短期大学の各学部を卒業した。

投資プロジェクト

•   Koktas Aktobe:

- ガラス板・ガラス容器工場の建設(プロジェクト費用5,500万ドル)

- ガラス容器工場の建設(1,000万ドル)

- 炭酸ナトリウム工場の建設(5,770万ドル)

- 濃縮石英工場の建設(550万ドル)

- カオリン洗浄工場の建設(480万ドル)

• Dastan:ベスタマクの精油所の建設(5,000万ドル)

• Vladimir:生皮加工工場の建設(2,400万ドル)

• Kiyal:衣料・ニット製品工場の近代化(500万ドル)

 

 

 

 

 

 

 

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